iWA's 雑記
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2008-02-02
#1 続 VMware Server その1
先日の日記に、
環境構築後のVMイメージを複製して環境設定をいじると、何故かネットワーク関連がうまく動かない。(原因究明せず)
と書いたら、友人S氏からメール。結論から言うと、VMイメージをコピーすると仮想 NIC の MAC アドレスが変わり、Linux 側で別のデバイス名が割り当てられるためとのこと。詳細と対策は以下の通り。
- VMware の仮想マシンには固有の UUID が付いている。これは *.vmx ファイルに記述されている。
- VMイメージをまるっとコピーすると、GUI で起動したとき、「コピーしたの? それとも移動したの?」と尋いてくる。
- コピーと答えると、新たな UUID を割り付ける。
- 移動と答えると、UUID は維持される。
- VMware の仮想 NIC の MAC アドレスは、この UUID に基いて生成されるため、コピーして起動すると、仮想マシンから見える NIC の MAC アドレスが変わることになる。
- Linux は、インターフェースの MAC アドレスとデバイス名 ethN との対応を記録するファイルを持っており、単に仮想マシンをコピーして起動すると、仮想 NIC に新たなデバイス名が割り当てられ、ネットワーク関係の設定でコケる。
- この対策は、ディストリビューションによって違う模様。
- Debian etch の場合、/etc/udev/rules.d/z25_persistent-net.rules に記載されていた。このファイルから eth0 のエントリを消し、eth1 を eth0 に変更するとうまく動いた。
- Redhat 系の場合、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth* らしい。対処方法は、MAC アドレスの項目を消して認識順に割り当てるようにする、とのこと。(Redhat 系は使ったことがないのでよくわからん)
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